ボイスモードの出力レベル設定機能について

更新日: 2000年10月18日

概要

WonderWitchの提供する音声出力方式のうち、 チャンネル2を用いたサンプリング音の直接再生機能(ボイスモード)では、 出力段階で左右独立に出力レベルを設定することができます。

出力レベルの設定 : sound_set_voice_volume()

ボイスモード時の出力レベルを設定するには、sound_set_voice_volume() 関数を用います。
void near sound_set_voice_volume(unsigned left, unsigned right);
設定可能な出力レベルは三段階で、 sound_set_voice_volume() 関数の引数、left、rightとして それぞれ左チャンネル、右チャンネルの出力レベルを 対応するシンボル(sys/sound.h にて定義)で指定します。

シンボルと出力レベルの対応は以下のとおりです。

シンボル 出力
SOUND_VOICE_MUTE 無音
SOUND_VOICE_HALF 1/2倍音量 (ボイスデータを1ビット右にシフトして再生)
SOUND_VOICE_FULL 1倍音量

出力レベルの取得 : sound_get_voice_volume()

ボイスモード時の出力レベルを取得するには、sound_get_voice_volume() 関数を用います。
unsigned near sound_get_voice_volume();
現在設定されている左右の出力レベルがビット3、2および1、0の各2ビットずつに返ります。

左チャンネルの出力レベルを知りたい場合、具体的には、結果を2ビット右にシフトします。

left_volume = sound_get_voice_volume() >> 2;
また、右チャンネルの出力レベルを知りたい場合には、結果の最下位2ビットのみを取り出します。
right_volume = sound_get_voice_volume() & 3;

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